麗しの薔薇
「…今日から転入させて頂く、花菱リリです。」
────花菱リリ
私が前もって考えた偽名だ。
違う名前を名乗るのは慣れているから、それに関してはそこまで違和感なく生活出来るだろう。
「花菱さん、ようこそ翡翠高校へ。私が理事長の未鳥千世です。天とは、古くからの知り合いなので、不自由なことがあればすぐに言ってくださいね。」
と、また優しい笑顔で言ってくれる。
そうか、天さんの知り合いとなれば、こんなに早く転入が決まったのにも頷ける。