麗しの薔薇
───コンコンコン
そんなことを考えていたら、再びドアが叩かれた。
「お待ちしてましたよ、早河先生。」
現れたのは、私の担任になる真面目そうな誠実そうな若い男性。
「遅くなりすみません。担任の早河洋です。」
「…花菱リリです。」
私も立ち上がり、互いにお辞儀をする。
「まもなく朝のホームルームなので、教室に向かいましょう。それでは理事長、失礼します。」
……なんだかテキパキしてる人だな。
そう思いながら、理事長に軽くお辞儀をして後に続いた。