極上パイロットはあふれる激情で新妻を愛し貫く~お前のすべてが愛おしい~
「すみません」
「少しなら大丈夫ですよ」
「かっこいー」
「ありがとう。直樹くんもかっこいいよ」
彼は制帽を脱ぐと、直樹くんにかぶせてあげた。
優しい対応は大学の頃から変わらない。
こうして話しかけられるのを嫌うパイロットもいるが、岸本さんは終始笑顔で応えている。
「すご。ねぇ、一緒に写真撮って!」
「いいよ」
直樹くんのお願いをあっさり承諾している。
「申し訳ありません。いいんですか?」
「もちろん、どうぞ」
恐縮するお母さんに快諾した岸本さんは、直樹くんを抱っこした。
ふたりで写真に収まった直樹くんの目が輝いている。
「ありがとうございます。この子、飛行機が大好きで。パイロットになりたいと」
「そっか。勉強いっぱい頑張って、いつか一緒に飛ぼうな」
「うん!」
「それでは、フライトがありますので」