極上パイロットはあふれる激情で新妻を愛し貫く~お前のすべてが愛おしい~
その上、ヒョイッと抱えられそうなほど小柄で、スパナを持つ手は細く、〝女の子〟そのものだった。


あのときは『ふーん』で流してしまったけれど、もしかしたらそうした〝女の子らしい容姿〟を誰かから強要されていたのかもしれない。


「まあ、男だから女だからとかいう時代は終わったからな。パイロットも女性が増えてきているし、女性が機械に興味があっても変じゃない」


月島がそう言うのでうなずきながら、夏目の顔を思い浮かべた。


「それで、矢野さんに文句を言われて髪を切ってからどうした?」

「どうしたって? 美容院に行ってきたのか次の日は整ってたし、普通に働いてたよ」


それじゃあ、髪を切ったのは誕生日だったまさにあの日だったのか。


「そもそも因縁をつけられたのも、別の女性整備士の体調不良を矢野さんがなじったのがきっかけなんだ。夏目は彼女をかばって巻き添えに」


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