高嶺の花も恋をする【番外編追加】
「それに、彼女達は莉緒の話が聞きたいの。情報を得たいのよ。何で佐伯なのー?とか、いつから好きなのー?とか、何で告白したのー?とか」
「ああ....だから大丈夫?とか、ランチ行こうとか誘って来たんだ」
何となく納得ができた。
ふ~んと頷いていると、「それにさー」と亜香里が続ける。
「さっきもそうだけど、男達が必死で誘って来たじゃない」
「うん」
そう、今日はやたらとランチやら夕食やら、飲みにやら声をかけられた。
話を聞くよとか。
仕事を手伝ってくれながらも、そんな感じで声かけられて。
今日がダメなら明日とか週末とか。
断っても後日に決めようとしていたなぁ。
「男達は莉緒が佐伯に告白して驚愕したけど、振られて可能性を見出したのよ」
「可能性?何の?」
「今までナンパに口説いてきた人も、勇気を出して告白してきた人も、声もかけられず眺めていた人も。高嶺の花は誰にもなびかなかったのを見てきたの。そんな莉緒が好きになった人が佐伯で。フツメンで」
「佐伯くんはフツメンじゃ....」
「いいから。だから、高嶺の花が選んだのはフツメンで女にモテない隠キャだって可能性を見出したのよ。自分でもイケるかも!って」
何だかいろいろと失礼な事を言っている亜香里にもう反論する気も失せた。
でも心中で発狂する。
『佐伯くんはフツメンでも隠キャでもない!カッコいいし!イケメンなんだから!あの瞳を見たら亜香里だって好きになるかも知れないし!それにあんなに優しくて素敵な人いないんだから!」
そう唱えていたらまた顔も身体も熱くなる。
『またニヤけてる。妄想はいいから私の話を聞きなさいよ!」
そう怒られた。
「ああ....だから大丈夫?とか、ランチ行こうとか誘って来たんだ」
何となく納得ができた。
ふ~んと頷いていると、「それにさー」と亜香里が続ける。
「さっきもそうだけど、男達が必死で誘って来たじゃない」
「うん」
そう、今日はやたらとランチやら夕食やら、飲みにやら声をかけられた。
話を聞くよとか。
仕事を手伝ってくれながらも、そんな感じで声かけられて。
今日がダメなら明日とか週末とか。
断っても後日に決めようとしていたなぁ。
「男達は莉緒が佐伯に告白して驚愕したけど、振られて可能性を見出したのよ」
「可能性?何の?」
「今までナンパに口説いてきた人も、勇気を出して告白してきた人も、声もかけられず眺めていた人も。高嶺の花は誰にもなびかなかったのを見てきたの。そんな莉緒が好きになった人が佐伯で。フツメンで」
「佐伯くんはフツメンじゃ....」
「いいから。だから、高嶺の花が選んだのはフツメンで女にモテない隠キャだって可能性を見出したのよ。自分でもイケるかも!って」
何だかいろいろと失礼な事を言っている亜香里にもう反論する気も失せた。
でも心中で発狂する。
『佐伯くんはフツメンでも隠キャでもない!カッコいいし!イケメンなんだから!あの瞳を見たら亜香里だって好きになるかも知れないし!それにあんなに優しくて素敵な人いないんだから!」
そう唱えていたらまた顔も身体も熱くなる。
『またニヤけてる。妄想はいいから私の話を聞きなさいよ!」
そう怒られた。