俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する 〜その後のエピソード〜
そして、夕方。

翔と果穂は飛行機に乗ってオーストラリアのケアンズに飛び立つ。
 
初めて飛行機で、席はファーストクラス、
果穂はその快適さにびっくりする。

「足も伸ばせるし、映画も見放題で快適だね。」
初めてづくしで果穂はテンションが上がって、キョロキョロしてしまう。

「怖くないか?」
翔はそう心配して、酔い止めとミネラルウォーターを差し出し、
「飲んでおいた方がいい。」
と言う。
どこまで心配症で優しい旦那様だ。

「ありがとう。」
果穂も素直にお薬を飲んでシートベルトを閉める。

翔が手を差し伸べてくれるからぎゅっと握る。

エンジン音が大きくなって機体が動き出す。

「いよいよ、離陸だね。」

「向こうは良い天気みたいだし、着いたら初めに何しようか?」

「海に行きたい。
シュノーケリングとか、バナナボートとかしてみたい。」
空港で急いで買った、『ケアンズの歩き方』と言う旅行本を取り出し翔にみせる。

「果穂のやりたい事全部やろう。
その前にまず、水着買わないとな。」
そう言って翔は笑う。

「本当、とりあえずお買い物しないと。」
果穂も楽しそうに笑う。
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