ハイスぺな俺が北川さんに相手にされない
「私、いつも失敗して、
加瀬さんにフォローしてもらってて…
だから私も何かしたいんですけど、
私にできることなんて
何も思いつかなくて…
いつもしてもらうばかりで、
ほんとに情けないのですが…」
北川さんは落ち着かなさそうに
前髪を触った。
「皆も加瀬さんは悪くないって
言ってますし…
そもそも、あっちの部長さん、
大人気ないですよ。
加瀬さんの人柄と契約の話は
全く関係ないのに!
あのー…加瀬さん?」