卯月と初恋が訪れる
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なんとか支度を済ませ、てるとみちると学校に向かった。



みちるがジロジロ見てきた。




「?何かついてる?」




「いや、改めてらるのセーラー服かわいいなと思って」




みちるが顔を真っ赤にしながら呟いた。




「/////」




みちるが照れてるのが珍しくて私まで恥ずかしくなってしまった。




「僕の前でイチャイチャするのやめてくれない?」



てるが不機嫌になった。




「2人とも似合ってるよ、制服」




私も2人に伝えた。




みちるは整った顔に加え、高身長である。学ランが映えていた。




てるの顔立ちは美という感じ。私とてるは双子。でも私たちは似ていない。
長いまつ毛、よく通った鼻筋、幅広い二重、口の下にあるほくろ。身長は普通くらいだけどスタイルが良く、みちるとは異なるイケメンであった。




そんな2人と一緒に登校してていいのだろうか。

段々と罪悪感が芽生えてきた。
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