研がれる私/長編エロティックミステリー
奇策あり①



私の共犯者さん、募集中~~❣

ハハハ…

だが、しかしってことよ!

今回ばかりはこんなレベルで呑気にオーディションなんかやってられない

何しろ、命がけの”仕事”になるんですもの

それに時間的にも余裕はないわ

超強敵をぶっ殺せる、完璧シナリオを完遂させることのできる相棒…

そこで、私は考えた


***


まず初めに押さえるべきだけど…!

通常の手段を講じたのでは、康友を手にかけることなど到底ムリ

そうよ、出発点はここになるのよ

マトモにカレを殺るんであれば、単純に元雇われソルジャーを上回る腕の持ち主でなければならない

そうなるでしょ、当然…

しかし、実際にそんな腕の立つ人間を短期間で探し当てるなど、不可能だって

さればどうするか…

そこ、自問自答したら、これは意外と明快だったわ

要するに、マトモでないやり方を考えればいいのよ!

そう…、正攻法で命を獲ることが困難であれば、奇策・敵の意表を突く仕掛けを打っていくしかないでしょ

そこで私はひらめいたわ!

何も私の共犯者、一人じゃなくてもいいじゃんってね~~♪


***


アハハハ…、そうだって!

あの屈強な石神康友には、一人で無理なら二人、三人でって…

極端な話、百人の男が一斉にカレを襲えば確実にコトは成せる

確実にね

当然、そこまでの人数となると、様々な面で無理よ

なので、現実的には、三人から五人ってとこにせざるを得ないと思う

そこで私の今の具体案では、共犯者役は三人とする…

カレ自身、人選は何でもアリ承知ってことで、こっちは言質取ってるし、問題はないはず

そしてそのメンツ…、既に当りはついている


***


康友を恋人役に決めた夜の二日後…

私は最初の一人とアポを取って、インセインに呼び出した

その際、私は”あるモノ”をバックに収め、持参していた

約束の午後六時半…、その男は来た


***


「ああ、こんばんわ。そこ、かけて」

カレは、私の指定席(?)11番シート、正面のチェアに腰をおろしたわ

「石渡さん、その節はどーも」

正面の脂肪付プーさん…

不機嫌そうに黙っていたわ

とりあえずはね(笑)





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