研がれる私/長編エロティックミステリー
キャスティング完了④



私のアンサーは以下の通りだった

「あなたを追い込んでたクソ女たちと私が別物だってこと、それをわかってもらいたかったからよ。…私はさあ…、今まで付きあった男から、散々悪女扱いされてきたわ。まあ、それなりの所業は積んでのことだけど…。それでも、俗にまみれた男を腐らすタチ悪女とは別物だと、そう自負して日々生きてるの、私は…」

「…」

今日の高石は私の目をじっと見てた


***


「…自分的には粗悪淑女のつもりなのよ。”今回”だって、周りからしたら理解不能の狂った行動よね。確かにアホみたいな生き方してるとは思うけど、私は私の意思に従って正直にね。石渡からあなたのことをいろいろ聞いて、高石さん、他の面接者3人とはちょっと違ってるって気づいたのよ。あのサイトへのスタンスもとかも含めて…」

「…」

「…高石さんの”事情”を知って、あの日あなたに会ったらさ、なんかあなたに求める気持ちが変わっちゃった。…こうして出会った男には、私のことを”誤解”されたくない。それが一番の自分の気持ちになったの。だからね」

カレの表情からは、私の言葉は正確に伝わったようだった…


***


「…じゃあ、もうひとつ聞くよ。例の計画…、ああ、石神をヤルっての、本当に実行する気なのか、やっぱり?」

「やるわ!私と石神は”すきま女優の館”で完結したストーリーの続編を演じ切る…。そこはもう、バーチャルと現実を行き来する異界よ。そのはざまで危険なストーリーを共に作り出す…。互いに殺してやろうと思ってる恋人同士の顛末をね」

「本当にどっちかが殺す、殺される…。そこにワープしたってことでいいんだな?」

「そうなってる。…そうなると思う。本当に殺す…。それを否定できない状況で、私はこの決断だし、あなた達にオファーを持ちかけた。そう理解してもらっていいわ」

「ルイ‥、なら、オレも気が変わった。君たちの計画に協力する。俺にできることで…」

キター…‼️

高石クンのその一言は実に歯切れがよかったわん❣️





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