私が愛した人は…
「わかりました。体調、大丈夫ですか?薬ありますか?どこか、薬局よりますか?」

「大丈夫です。薬もあります」

「大丈夫か?」

「うん。寝たら治ると思うし」

頭痛いのは、嘘なんだけど1人になりたかった。

そのまま、マンションに送ってもらった。

「何かあったら、すぐ連絡しろよ」

「うん。ありがとう」

私は家に帰り、直ぐに寝室に行った。

さっきの光景が、頭から離れない。

四條さん、お見合いしないって言ってたのに。

私の事、待ってるって言ってくれてたのに。

朝行く時も、「好き」って言ってくれたのに。

どうして、三好さんと…?

もう、私の事好きじゃなくなったのかな…?

色々考えると、私は泣いていた。

やっぱり、つり合う人のがいいよね。

三好さんの家は、組だし。

けど…

それでも…

まだ好きでいて欲しいと思った。

気付けば、私は寝ていた。

目が覚めると、22時だった。

四條さんから、メールがきていた。

【敦也と龍から体調悪いと聞いたが、大丈夫か?ゆっくり休め】

私が、帰ってきて1時間後に届いていた。

それともう1通。

30分前にきた、メールだ。

【悪いが、しばらく帰れない。いつも通り、本家に来てくれて、かまわないから】
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