私が愛した人は…
第2章
ん…

あれ?ここは?

目を覚ますと、いつもと違う天井。

辺りを見回すと、自分の部屋の倍広い部屋に私がいるのは大きいベッド。

あ、そうだ。

昨日四條さんの家に泊まったんだ。

横を見ると、小さいテーブルの上にメモが置かれていた。

【おはよう。仕事に行ってくる。13時までには帰れると思うから、昼ご飯お願い】

携帯を見ると、7時半だった。

もうお仕事行ったんだ。

私はとりあえずリビングに行った。

アパートの管理会社に電話して、退去することを伝えた。

四條さん帰ってくるまで、どうしよう。

宿題持ってきてないし、取りに帰ってもいいけど、四條さんに連絡したいけど忙しいと思うから、辞めてた方がいいと思うし…。

悩んでいると、インターホンが鳴った。

出た方がいいのかな?

家主いないけど。

画面を確認しに行くと、杉野さんが映っていたので、出た。

「今開けますね」

私は、エントランスのドアを開け、もう一度インターホンが鳴ると家の鍵を開けた。

「おはようございます。鈴さん」

「おはようございます。杉野さん。四條さん、お仕事行かれましたけど」

中に入るか聞いたけど、玄関で大丈夫と言われた。

「鈴さんすることないだろうからって、先に家に送って荷物まとめれるとこまで、まとめるように言われ、迎えに来ました」
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