壊れるほどに愛さないで

「ンンッ…………」

雪斗の舌が、割り入ってきて、そのまま、ゆっくり雪斗にベットに組み伏せられた。

「ンッ……待っ……雪……斗くん……」 

雪斗は、私のブラウスのボタンを器用に外しながら、もう片方の手をスカート中に入れる。

「待てない」

低く男の人の声で耳元で囁かれて、それだけで身体が跳ねた。

「雪斗くん、私……」

胸元の傷が、頭を過ぎる。雪斗の唇は、首元を這うと少しずつ下に下りていく。

「あっ……だ……め」

ショーツの上から、なぞっていた指先は、足の付け根から、躊躇う事なく中に入っていく。

「濡れてる……」

耳元で囁かれる雪斗の声と指先が、全身を支配していくように熱くなる。ショーツの中で動かされる指先に思考が、麻痺していく。

「ンッ……や……待っ」

「力抜いて」

雪斗の指先が、私のナカに入りかけた時、スマホのバイブの音が静かに鳴り響いた。

どちらのスマホか分からないが、ベッド脇に置かれている、私の鞄の中から聞こえる気がする。

雪斗は、手を止めると、はだけていた私のブラウスのボタンを、さっと締め直した。
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