六月の月に愛を誓う。
梨花の声を聞きながら、意識がゆっくりと薄れていくのを止められなかった。
*
目を覚ますと、見慣れない白い天井が目に入ってきた。
ここは…。
「…っ」
「あ、起きた?ちょうどお昼休み入ったとこだよー」
勢いよく起き上がると、パソコン作業をしていた養護教諭の先生が、眼鏡を外しながら私に気づいたように顔を出してきた。
「私…」
「寝不足で倒れたみたいね。メイクで隠してるけどクマもひどいし、何かストレスが溜まってる?」
「…あ」
昨日絢斗に会ってから、忘れようと思ってもなぜか頭に思い浮かんでしまい、今日は三十分ほどしか眠れなかったのだ。
そのせいで頭が痛くてぼんやりしていたんだ…。
それにプラスして、律希に絢斗と一緒にいたことが最悪な形でバレてしまい、どうしようという気持ちでいっぱいになってキャパオーバーになってしまったのかもしれない。
「私は担任の先生に知らせてくるね。教室戻れそうだったら戻ってもいいし、もう少し休みたかったらゆっくりして行ってー」
*
目を覚ますと、見慣れない白い天井が目に入ってきた。
ここは…。
「…っ」
「あ、起きた?ちょうどお昼休み入ったとこだよー」
勢いよく起き上がると、パソコン作業をしていた養護教諭の先生が、眼鏡を外しながら私に気づいたように顔を出してきた。
「私…」
「寝不足で倒れたみたいね。メイクで隠してるけどクマもひどいし、何かストレスが溜まってる?」
「…あ」
昨日絢斗に会ってから、忘れようと思ってもなぜか頭に思い浮かんでしまい、今日は三十分ほどしか眠れなかったのだ。
そのせいで頭が痛くてぼんやりしていたんだ…。
それにプラスして、律希に絢斗と一緒にいたことが最悪な形でバレてしまい、どうしようという気持ちでいっぱいになってキャパオーバーになってしまったのかもしれない。
「私は担任の先生に知らせてくるね。教室戻れそうだったら戻ってもいいし、もう少し休みたかったらゆっくりして行ってー」