エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
香澄たちが帰ると、連がサッカーをしたいと言うので、小春と香菜とともに家から少し離れた大きな公園まで出かけた。
行くまでの道は、連が香菜の手を繋いでいる。
それを見ていて、ふと昔のことを思い出した。
自分も香澄のことが心配で、いつも手をつないでいたな……と。
公園に着くと、小春は香菜と遊具で遊び、その姿に目を細めてしまう。
(きっと子どもができたらあんな感じなんだろうなぁ)
俺たちの間にまだ子どもはいない。
そもそも結婚したばかりだし、俺はかなり遅い結婚だったので、これもまたタイミングが掴めないのだ。
そんなことを考えていると、目の前にいた連は「いくよー!」と俺に声をかけサッカーボールを蹴った。
パシッ、と足元にしっかりボールが飛んでくる。
「うまくなったなぁ!」
「あたりまえだろ」
そういう自信のある性格は昴譲りだ。