エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
「……俺も昴を少しは見習うよ。その分かりやすすぎる独占欲は置いておいて、異常なほどの愛情は見習う」
「異常じゃないだろ。普通だ、普通」
「そういうとこだよ……」
どうして自信過剰なところは変わらないんだろうな……。
そういうところが――。
そう思ったとき、昴が不敵な笑みを浮かべる。
「そういうところが、かわいい義弟だろ」
そうじゃない。
「そういうところがかわいくないんだ」
俺が言うと、昴はまた楽しそうに笑った。
香澄との結婚前まで周りには見せなかった笑顔で……。
その後少しして、香澄の三人目とうちの一人目がなぜか同じ出産予定日だと知るんだけど……。
それはまた別の話だ。


