愛されてはいけないのに、冷徹社長の溺愛で秘密のベビーごと娶られました
「愛理のその声、たまらないな。もっと聞かせて」
私とは反対に彼はどこか楽しそうだ。いつもそう。主導権は紘人に握られて、私は翻弄されるばかりだ。
「服、脱ごうか」
ブラウスの構造上、頭からすっぽり脱ぐしかない。ブラとともに腕を抜くよう促されたが、脇を締めて抵抗する。
「待っ……触、るだけって」
これ以上、進んだら引き返せなくなりそうで、我を忘れて紘人を求めてしまいそうになるのが怖い。
「愛理が嫌なら無理強いはしない」
葛藤していると、紘人落ち着いた声が耳に届く。彼の顔を見たら、真剣な眼差しが真っ直ぐに向けられていた。続けてこつんと額を重ねられる。彼の瞳は揺れないままだ。
「でも俺は、愛理が欲しくてたまらないんだ」
彼の目が、私を捉えて離さない。ごく自然に唇が触れ合い、彼からの口づけを受け入れる。それが答えだ。
キスを交わしながら、紘人は私を抱きしめて体勢を変える。ゆるやかにソファに押し倒され視界が切り替わった。初めて見る高い天井を背に、私を見下ろしている紘人と視線が交わる。
「愛理」
情欲に滲んだ瞳で名前を呼ばれ、目だけで応えた。体の力を抜いて抵抗をやめると、紘人は私の緊張をほぐすように額や頬、瞼や目尻など至るところにキスを落としていく。
どうしよう……紘人が好きで苦しい。
首筋に唇を押し当てられ、彼の首に腕を回そうとしたときだった。
ピリリリリと大きくはない機械音が部屋に響き、驚きで心臓が止まりそうになる。アラームか電話か、おそらく後者だろう。私のものではないので、たぶん紘人の方だ。
その証拠に紘人は眉間に皺を寄せながらダイニングに視線を飛ばし、わずかに迷っているのが伝わってきた。
私とは反対に彼はどこか楽しそうだ。いつもそう。主導権は紘人に握られて、私は翻弄されるばかりだ。
「服、脱ごうか」
ブラウスの構造上、頭からすっぽり脱ぐしかない。ブラとともに腕を抜くよう促されたが、脇を締めて抵抗する。
「待っ……触、るだけって」
これ以上、進んだら引き返せなくなりそうで、我を忘れて紘人を求めてしまいそうになるのが怖い。
「愛理が嫌なら無理強いはしない」
葛藤していると、紘人落ち着いた声が耳に届く。彼の顔を見たら、真剣な眼差しが真っ直ぐに向けられていた。続けてこつんと額を重ねられる。彼の瞳は揺れないままだ。
「でも俺は、愛理が欲しくてたまらないんだ」
彼の目が、私を捉えて離さない。ごく自然に唇が触れ合い、彼からの口づけを受け入れる。それが答えだ。
キスを交わしながら、紘人は私を抱きしめて体勢を変える。ゆるやかにソファに押し倒され視界が切り替わった。初めて見る高い天井を背に、私を見下ろしている紘人と視線が交わる。
「愛理」
情欲に滲んだ瞳で名前を呼ばれ、目だけで応えた。体の力を抜いて抵抗をやめると、紘人は私の緊張をほぐすように額や頬、瞼や目尻など至るところにキスを落としていく。
どうしよう……紘人が好きで苦しい。
首筋に唇を押し当てられ、彼の首に腕を回そうとしたときだった。
ピリリリリと大きくはない機械音が部屋に響き、驚きで心臓が止まりそうになる。アラームか電話か、おそらく後者だろう。私のものではないので、たぶん紘人の方だ。
その証拠に紘人は眉間に皺を寄せながらダイニングに視線を飛ばし、わずかに迷っているのが伝わってきた。