愛されてはいけないのに、冷徹社長の溺愛で秘密のベビーごと娶られました
そんな彼の頬に今度は私から唇を寄せる。
「出て。仕事の電話かもしれないでしょ?」
極力冷静に伝えると、紘人はため息をついて私に口づけた。そしてゆっくりとソファから体を起こしダイニングテーブルに近づく。思えば私だけあられもない姿をしていた。慌てて下着と服を着直して、手櫛で髪を整える。
「江藤さん? さっきはどうも」
電話に出た彼の口から飛び出た名前に、つい反応する。先ほど動物園で会った江藤秀美さん。紘人の仕事の関係者で元KMシステムズに勤めていた人だ。
なんとなくふたりの会話を聞いてはいけない、正確には聞きたくなくてそっとリビングを出る。
真紘、まだ寝ているかな?
寝室のドアを慎重に開けると、真紘はベッドでは相変わらず規則正しい寝息を立てていた。両腕を上げて万歳しているポーズは赤ちゃんならではで、ぷくぷくのほっぺは思わず触りたくなる。
ベッドの端に腰を下ろすと、気配を感じたからか目を閉じたまま真紘が首を横に振りだす。うっすらと目が開き、ゆっくりと顔をこちらに向けた。
「おはよう、真紘」
そろそろ起きるにはちょうどいい時間だ。真紘は大きく目を見開き、満面の笑みを浮かべる。どうやら機嫌は悪くなさそうだ。
「まー」
ごろんと寝返りした真紘を抱き上げた。
「よく寝た? お茶飲もうか」
お茶の入っているバッグはリビングに置いてあるので、紘人を抱っこしてリビングに戻る。先におむつを換えたほうがいいかもしれない。
「出て。仕事の電話かもしれないでしょ?」
極力冷静に伝えると、紘人はため息をついて私に口づけた。そしてゆっくりとソファから体を起こしダイニングテーブルに近づく。思えば私だけあられもない姿をしていた。慌てて下着と服を着直して、手櫛で髪を整える。
「江藤さん? さっきはどうも」
電話に出た彼の口から飛び出た名前に、つい反応する。先ほど動物園で会った江藤秀美さん。紘人の仕事の関係者で元KMシステムズに勤めていた人だ。
なんとなくふたりの会話を聞いてはいけない、正確には聞きたくなくてそっとリビングを出る。
真紘、まだ寝ているかな?
寝室のドアを慎重に開けると、真紘はベッドでは相変わらず規則正しい寝息を立てていた。両腕を上げて万歳しているポーズは赤ちゃんならではで、ぷくぷくのほっぺは思わず触りたくなる。
ベッドの端に腰を下ろすと、気配を感じたからか目を閉じたまま真紘が首を横に振りだす。うっすらと目が開き、ゆっくりと顔をこちらに向けた。
「おはよう、真紘」
そろそろ起きるにはちょうどいい時間だ。真紘は大きく目を見開き、満面の笑みを浮かべる。どうやら機嫌は悪くなさそうだ。
「まー」
ごろんと寝返りした真紘を抱き上げた。
「よく寝た? お茶飲もうか」
お茶の入っているバッグはリビングに置いてあるので、紘人を抱っこしてリビングに戻る。先におむつを換えたほうがいいかもしれない。