献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~

写真に映る彼の綺麗な顔を見つめていると、ちょうど「ヴヴッ」とスマホが振動した。
画面上部、ちょうど清澄くの目の辺りに、【メッセージ一件】のポップアップがされた。
清澄くんからだった。
ドキッという心臓の音は、甘いトキメキなのか、不穏な焦りか、私は恐る恐るメッセージを開く。

【明日の仕事終わり会える? 話したいことあって】

さらにひっくり返りそうな心臓の音が鳴った。
話ってなんだろう。
指が震えたが、NOという選択肢などなく、【うん。会えるよ】とすぐに返した。

【ありがとう。じゃあ、明日】

……明日、か。
こわくて明日までなんて待てない。
大丈夫だよね?
清澄くん、ちゃんと考えてくれてるよね?
明日は、彼氏として会ってくれるという意味で間違ってないだろうか。

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