献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
【清澄くんと私って、今どんな関係なのかな?】
バカ。
我慢できなくて聞いてしまった。
送信するつもりはなかったのに、つい送信ボタンまでタップしてしまう。
なんて返ってくるんだろう。
次の返信を待つたった一分ほどの時間が、途方もなく長く感じる。
しばらくして、またスマホが震えた。
【それも含めて、明日(笑)】
……あ、違う。
〝(笑)〟という文字を見た途端、苦笑する彼の表情が思い浮かぶ。
『向こうは俺のこと好きだって言ってたけど、そもそも付き合ってたつもりないから。連絡うざいし切った。まあ最後にヤッたけど』
そう言っていた男性と、同じ顔。
私が、勘違いしていたんだ。
気力のないまま【わかった】という文字を打ち、これだけだとふて腐れているように感じるかと思い、彼と同じように語尾に〝(笑)〟をつけた。
【わかった(笑)】と打ち終えて送信した私の瞳から、大粒の涙が溢れる。
送信画面にポタポタと雫が落ちた。
「…………うっ……」
泣くな。
勝手に期待していた私が悪いだけなんだから。