献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
私が緊張して固まっていると、彼はハッとした様子でスマホを引っ込めた。
「いきなり自分の趣味押し付けてごめん。男がこういうの読んでるって、変だろやっぱり。だから誰にも言えなかった」
「穂高さん……」
「日野さん素敵って言ってくれたから、つい。ごめん。気ぃ遣わせちゃったよな」
傷つけてしまった気がして、私は首を横に振る。
「ううん。そんなことない。男の人が読んでもいいと思う。でも、その……どうして女性向けのを読むようになったの?」
「……好きなんだよ、こういう、愛のあるエッチが。男性向けにはあまりないんだ。俺はこういうエッチしかしたくなくて」
恥ずかしそうにそうつぶやいた彼の表情は、冒頭の颯斗の胸にギュンとくるものと重なった。
穂高さんが……こういうエッチをする人なのだとしたら。
それはもう、素敵すぎるとしか言いようがなくて。
想像するだけで体が熱くなってくる。