献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
彼と指先が重なる瞬間があり、自然と距離も近くなる。
肩が触れ、それを離すのも不自然で。
そのままパズルを続けるが、ドキドキは収まらない。
「愛莉はパズル苦手なんだな」
「えっ」
緊張しながら嵌めたピースは間違いばかりで、あべこべなモネになっていた。
「やだ、ほんとだ……」
「もう酔ってる?」
半笑いで聞かれ、そんなわけないよと答えようとすると、ピースを持っていた手に手絡められ、「変なモネにされちゃうから没収」と、ピースだけを抜き取られる。
「ごめん……私、なんだか緊張してて……」
我慢できずに頬を両手で覆い、目を閉じてソファの背にもたれた。
酔いのせいではない熱さが全身を巡り、変な汗が出てきそうだ。
恥ずかしいのに、この雰囲気はむせ返りそうなほど甘く感じる。
コンとワイングラスがテーブルに置かれる音がした。
次にソファがギッと音を立てたため、私は目を開く。
「……え」
視界は一瞬だけ、清澄くんの色っぽい表情でいっぱいになった。
わけがわからないうちに唇を唇で塞がれ、「ん」と声が漏れる。
「んっ、ん……」
キスされてる。
清澄くんは静かにキスを続け、私の体をどんどんソファへと沈めていった。
「はぁ……」
彼は一度離した唇を重ねるときわざと舌を見せ、それで私の口の中をかきまわす。