献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~

「ん、ふっ……きよすみ、く……」

家という完全な彼のテリトリーでこうされるのは、いつものホテルでの行為よりも清澄くんのプライベートな姿を垣間見ている感じがする。

防音が優れているのか、部屋の中には唇が立てる音と、息づかいしか聞こえない。

「きよすみ、くん……」

キスと、絶え間ない愛撫に力が入らなくなり、ぐったりとソファに身を預ける。
清澄くんは一度退き、私を前に膝をついた。

「愛莉」

「……へ?」

彼は私のスカートを捲り、下着に指を引っ掻ける。

「えっ、待って」

なにをされるのかと思えば、彼は私の下着を下ろし、濡れている場所をじっと見つめる。

「ねぇっ! 恥ずかしいってば……」

「すごいね。濡れてる」

「えっ、うそっ、ひゃあ……!」

彼は目を閉じたのを合図に、そこへ口を付けた。

「あっ……んん、あ……」

私からは彼の揺れる黒髪しか見えないが、それは卑猥な音とともにゆっくり動いている。
その頭を押し返そうと手を伸ばしたのに、あまりの快感に力が入らずふよふよとソファに落ちた。

< 92 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop