献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
「清澄くんっ……嫌じゃないの?」
「うん」
こんなことをしてもらったのは初めてでどうしていいかわからない。
絶対に清澄くんはいい気分ではないと思う。
ああ、でも、気持ちよくてなにも考えられない……。
「あっ……待って、もうダメ……!」
気を抜いたところを攻められて、私は簡単に達してしまった。
彼の頭はしばらくしてから離れ、濡れた唇を拭いながらフッと熱を感じる笑みを落とした。
彼とすると毎回こうなってしまうが、イくってこんなに簡単なことなのだろうか。
いまだに自分の体の変化に戸惑っている。
「かわいい。俺、愛莉の反応好き」
とろとろになった顔見て、彼は私の前髪をわけながらつぶやいた。
〝好き〟という言葉に胸が甘く疼いた。
優しく触れてもらえることも気持ちいいけど、清澄くんの恋人みたいな言葉が心地いい。
べつに私のことを好きだとは言ってないって、頭ではわかっているけど……好意がない相手にこんなことをできるのだろうかと期待してしまう。
TLを演じているはずが、私はいつしか、すべて清澄くんの本音だったらうれしいと願ってばかりだった。
この気持ちにもう名前はついている気がする。