王子様は拗らせお姫様の虜
「ダメっ……や……千歳っ!」 

「ちゃんと見たい」

僕は、するりとバスタオルを外すと、実花子の胸元にもマーキングしていく。そして、さりげなく指先は、実花子の足の間へと滑り込ませる。

(颯先輩のこと、揶揄(からか)えないな……)

「ンッ……や……待っ……」

「好きだよ」

こうやって、僕のものだと誇示しておかないと、実花子が僕から、離れていかないか心配で堪らなくなる。 

「千歳っ……」

実花子の呼吸が、徐々に浅く早くなっていく。湯船の湯気に当てられて、どんどん紅潮していく実花子の顔を見ていたら、僕の理性はあっという間に吹き飛んだ。

「あー限界。後ろ向いて?」

「だ、だめっ!何する気よっ」

「セックスに決まってんじゃん」 

僕は、実花子を立ち上がらせると、湯船のヘリにそっと押し倒した。

実花子は、本当に色が白い。肩甲骨に唇を寄せて赤い花をつければ、更に僕の欲望は、膨れ上がっていく。
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