王子様は拗らせお姫様の虜
「……千歳っ、ちょっとゴムもないのにっ」

(実花子との子供なら大歓迎なんだけど)

「ちゃんとするから」

「ばかっ、嘘つき……」

(まあね)

実花子は、そう言いながらも、僕の足で実花子の足をひらけば、大人しく、僕が入ってくるのを待っている。

「入れるよ、声だけ我慢してね」

実花子が、顔だけこちらを向ける。

「ね、千歳……声、我慢できない……かも。だからね、優しく」 

「それは約束できないな」

「え?何でよっ」 

「そんなの自分で考えて」

僕だって、いつも余裕が、ある訳じゃない。

実花子に、潤んだ瞳で、ましてや、二人きりの露天風呂で、そんな可愛いコト言われたら優しくどころか、乱暴に抱いてしまいたくなる。

我慢なんか到底できる訳がない。

「好きだよ……」

僕は、実花子の首筋に優しく噛み付くと、実花子が、掌で口元を押さえても漏れ出る、控えめな甘い声を聞きながら、そのまま実花子のナカへとすぐに潜り込んだ。

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