私は人魚姫
たくさんの人が幸せになるなかで、なんで私達だけが?
渚と、私だけが...
「なんで!?」
私はそう、神に問いかける。
でも、返事が戻ってくることなどなかった。
当たり前、か...
それでも今、神様からの返事が戻ってきたのなら、幻聴でも、信じられたのかもしれない。
もしかしたら、私と渚が一緒にいられるのかも...と。
ただの思い込みでも、ほんの少しだけ、楽になれたのかもしれない。
無理だったけどね。
返事なんて、戻ってこなかったけどね。
でも、こんなところでくよくよしてても仕方ない。
渚が心配しているだろう。
涙を必死で止めて、私はあの花畑まで、走り出した。
渚と、私だけが...
「なんで!?」
私はそう、神に問いかける。
でも、返事が戻ってくることなどなかった。
当たり前、か...
それでも今、神様からの返事が戻ってきたのなら、幻聴でも、信じられたのかもしれない。
もしかしたら、私と渚が一緒にいられるのかも...と。
ただの思い込みでも、ほんの少しだけ、楽になれたのかもしれない。
無理だったけどね。
返事なんて、戻ってこなかったけどね。
でも、こんなところでくよくよしてても仕方ない。
渚が心配しているだろう。
涙を必死で止めて、私はあの花畑まで、走り出した。