私は人魚姫
「魚々って言います。」

「魚々か…」



え?

私の名前を知ってるの?



「よし魚々!

俺と一緒に城に来い。」



ええ~っ!?

結局着いてきちゃった…(汗)

でも、6日だけしか一緒にいられないから、渚のこともっと、知ってたかったんだぁ。

知ったらきっと、人魚に戻りたくなくなるだろうけどね…



「魚々、ここがお前の部屋だ。

今日から城に泊まれ!!」



急に言われた言葉に、私は目を見開く。

渚と一緒にいられると思うと嬉しかったんだけど。

でも、渚はなんで私を泊めてくれたんだろう?

私が倒れているのを見て、訳アリだと思ったからかなぁ?

そんな渚の優しさが、私はとっても嬉しかった。
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