王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】

「ぅ…はい」



「…ありがと」



人が僕たちを凝視しているけれど、逆にその方がいいと思った。



たっぷり見せつけておけば、芙羽梨に手を出そうなんて考えをするやつもいないだろうと。



「…ごめんね、芙羽梨。さすがに我慢出来なかった」



「は、恥ずかしかったです…けど」



まだほんのりと熱が残った瞳で僕を見上げて



「それ以上に、嬉しかった…ので」



「っ…」



芙羽梨は僕をどうするつもりなのか。



「っだから、芙羽梨、だめ」



「だ、ダメってなにが…」



「そんな可愛いこと言われたら、ぎゅっとするだけじゃ足りなくなっちゃうでしょ」

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