王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】
一番いい対応とは言い難いけれど、しないよりはマシだろう。
「…詩音、せんぱい…」
芙羽梨が眠たそうに口をもごもご動かして、ふにゃりと笑う。
「ん?」
「だい、すき…」
「っ…」
それを言うためだけに、僕のことを呼んで伝えてくれたの…?
「…そんなの、僕だって…」
静かに寝息を立てて、眠り姫のように眠りについた芙羽梨に近づく。
小さな唇に、自分のそれをそれを口付けた。
「僕だって、芙羽梨のこと世界で一番愛してる」
***
「………ん、あれ、ここは…」
「おはよう。よく眠れた?」
「へ…詩音せんぱ…うっ、頭いた…」