王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】
「うん、ほら、覚えてないの?あんなに可愛いこといっぱい言ってたのに」
「か、可愛いこと……って…」
顔を真っ青にして、思い当たる節がないか考え出した芙羽梨を見て、思わず笑ってしまう。
「私、何言っちゃったんですか…っ?ぜ、全然わからなくてっ…」
「さぁ、なんだろうね?」
「〜〜っ!!詩音先輩のイジワル…っ」
あー…もう、ほんと可愛い…。
頬を膨らませている芙羽梨のいつもと違う反応が、僕の加虐心を煽る。
だけど、ここで止めておかないとね。
「ふっ、ごめんごめん。大丈夫、ほんとに可愛いことしか言ってないから。ね?」
「…ほんとですか?」
「うん」