主役になれないお姫さま
【side:詩乃】
次の日も夕食の支度をしているとインターホンが鳴った。
モニターを見ると昨日の女性が映っていた。
…大丈夫。
一真さんはずっと誠実でいてくれた。
吉川くんにも『俺のだ』って言ってくれたもの。
彼を信じてみようと思う。
「はい。」
深呼吸をしてからインターホンにでる。
「横谷はおりますか?」
大丈夫。今日も一真さんはここに来ると言っていた。それまで時間を稼いで直接話を聞こう。
「いえ、おりません。」
緊張で声が震えそうになる。
「直接確認をさせてください。」
デジャブの様に一字一句、昨夜と同じだ。
「本当に今はおりません。」
きっとこの言葉を言ったところで引き下がらないだろうと予想はしていた。
「直接伺って確認をさせてください。」
…やはりだ。
その時、ちょうどスマホが震えた。
『仕事が終わった。今から行く。』
一真さんからのメッセージだ!
会社から電車で帰宅してもココまでは30分で着く。
スマホの画面をいつでも110番に通報できる状態しておく。
「わかりました。オートロックを解除するので405号室まで来てください。」
覚悟を決めてエントランスのオートロックを解除した。
一真さんには合鍵を渡してあり、いつも自分でロックを解除して部屋まで上がって来てもらっていた。
彼が来るまで逃げられることはない。
暫くするとドアのチャイムが鳴った。
次の日も夕食の支度をしているとインターホンが鳴った。
モニターを見ると昨日の女性が映っていた。
…大丈夫。
一真さんはずっと誠実でいてくれた。
吉川くんにも『俺のだ』って言ってくれたもの。
彼を信じてみようと思う。
「はい。」
深呼吸をしてからインターホンにでる。
「横谷はおりますか?」
大丈夫。今日も一真さんはここに来ると言っていた。それまで時間を稼いで直接話を聞こう。
「いえ、おりません。」
緊張で声が震えそうになる。
「直接確認をさせてください。」
デジャブの様に一字一句、昨夜と同じだ。
「本当に今はおりません。」
きっとこの言葉を言ったところで引き下がらないだろうと予想はしていた。
「直接伺って確認をさせてください。」
…やはりだ。
その時、ちょうどスマホが震えた。
『仕事が終わった。今から行く。』
一真さんからのメッセージだ!
会社から電車で帰宅してもココまでは30分で着く。
スマホの画面をいつでも110番に通報できる状態しておく。
「わかりました。オートロックを解除するので405号室まで来てください。」
覚悟を決めてエントランスのオートロックを解除した。
一真さんには合鍵を渡してあり、いつも自分でロックを解除して部屋まで上がって来てもらっていた。
彼が来るまで逃げられることはない。
暫くするとドアのチャイムが鳴った。