世界を救うために奮闘するお話
ある時、リコットはローハンに
思い切って聞いた事がある。

「ルーシア様がお兄様の事になると
豹変するの嫌じゃないの?」と

いくら恋だの愛だのが無くたって
自分の婚約者が、目の前で異性を見て
うっとりしてる所なんて嫌じゃないの?

しかも、その相手というのが
自分の兄で、リコットとローハンは
親友同士。

親友が心を痛めてるんじゃないかと
心配していたのだ。

「えっ?なんで?
リチャード様は男の俺が見ても
超かっこいいぞ?キラキラしてるじゃん。
うーん、考えたこと無かったな、、、
そうだなぁ、隠れてコソコソやられたら
腹も立つかもしれないけど
堂々とやってるならいいんじゃないか?
ルーシア様も趣味みたいなものだと
言ってたし、楽しそうじゃん!」と

あまりにあっけらかんと話すローハンに
リコットは脱帽したと、共に
ローハンはこういう人だった、、、と
再認識した。
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