世界を救うために奮闘するお話

夜会終焉

リチャード達がピーチパティと
遭遇した頃、、、

リコット達は身体を寄せ合い
ルキアスが中心となり仲間救出&ピーチパティ捕縛作戦をたてていた。

今夜は戦いとは無縁の夜会なのである。
ルキアスの側近のリアムが多少動きやすい身なりをしているというだけで、他は皆、戦いとは無縁の格好だ。

もちろん、何者であろうと武器など持ち込めない。チェックを受け、武器や危険なものだと判断されたものは受付けで預けなければいけない。

そのような事を含め如何なる困難をも想定して計画は立てるものである。



「少ない人数で動く時は、まずは相手の同行を知るのが先決だ。偵察に行こう。」と、ルキアスが言った。

するとリアムが手を上げ
「殿下、私が行って参ります。
リコット、念の為私が出たらシールドを張るように」

わかりましたわ、リアム姉様と
頷いた。

「では、行って参ります。」
と、リアムは部屋の扉まで歩いていき
ドアのぶを回し開けようとした

が、
ドアのぶが回らない、、、
鍵が掛けられている。

振り返り、ドアのぶを指で差すと
「殿下、コレ、どっかーんとやってしまって
よろしいですか？」と、リアムは首を傾げた。

「だめだ。」と
頭を抱えながら苦笑いでルキアスが言う。

するとリコットが近寄っていき
手を軽くかざすとロックが外れる音がして
ドアのぶが回った。