微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア

アクアの授業

次の日の始業時に
アクアは、廊下でアラゴンが
来るのを待っていた。

「おはようございます。
昨日は、ご迷惑をおかけして
申し訳ございません。」
アクアは丁寧に、頭を下げた。

アラゴンは、いつものめんどくさい雰囲気を満開にして

「んじゃ、講義室に行くか、
ついて来い。
講座名は軍事学概論だ」

アラゴンは、大鎌の柄で床を叩くと、歩き始めた。

講義室は階段教室になっており、
生徒たちがきちんと着席している。

アラゴンの恐ろしさをみんな、
身に染みているからだ。

最初にアクアが入ると、一瞬ざわついた。
< 13 / 61 >

この作品をシェア

pagetop