微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
イリスはアクアに花柄の紙手提げバックを渡している。
「アクアちゃん、これ、
うちの別のモニターの製品、
色は薄いブルーなのだけど、試してみてね」

アクアは笑顔を見せて
「昨日のも、とてもきれいでした。フェアリー領は、いいのがなくて・・・」

「そうでしょう?
私、フェアリー領にも、通販をひろげようと考えているの。
ぜひぜひ、意見を聞かせてね」

イリスは、花が開くような
美しい営業用の笑顔を見せた。
「フェアリーちゃんたちが、どんなのが、お好みか知りたいし」

アラゴンが、書類から顔を上げた。
「モニターって、なんだ?」

イリスは、人差し指を口にあてて、上目遣いにアラゴンを見た。

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