微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア

エピローグ・フェアリー領のその後

数か月後、
ある通販カタログの表紙が、獣人、魔族、その他、周辺地域で
大きな話題になった。

イリスの立ち上げたランジェリーショップのカタログである。
表紙には、黒に紫の刺繍が豪華に入ったランジェリーを
身につけているイリス
アクアは淡いブルーに紫の色違いを着ている。

二人は寄り添い、座って、手を取り合っている。
それはユリの関係を思わせ、美しく幻想的な仕上がりになっていた。

イリスは妖艶でなまめかしく、アクアは少女のように
はかなげで、美しい。
それに、アクアの膝には、ピンクの子猫が座っている。

イリスのブランド名は「ピンクの子猫」

可愛い、上品、ちょいエロなランジェリーは、
獣人や魔族の娘たちのハートを、わしづかみしたのだ。

瞬く間に、フェアリー領は若い女の子たちの
ファッショントレンドの発信地として、国を超え、種族を超えて
注目される場所になった。

あの弓矢試験で不合格になった、ランダは専属デザイナーとして
活躍している。
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