私が恋した10人の男たち
お互いもう一度お風呂に入り直して
やっと落ち着いてベットに入った。
「寝よっか」
「うん!寝よ!」
こーちゃんは嬉しそうに私をギュッと抱き寄せると
「あー幸せ!大好き!」
と言ってニコニコしながら私にキスしてきた。
私はそんなこーちゃんを見て
変な所いっぱいあるけどこんなに大事に思ってくれて、なんて愛おしいんだろうと思った。
この人が彼氏で良かった、幸せだなと思った。
「私も大好き。おやすみ」
そんなこーちゃんに私も微笑みながらキスをした。
すると
「あ!」
いきなりこーちゃんが思い出したかのようにこっちを見てきた。
「ん?」
「さっきなんか後で聞くとか言ってなかった?」
「え?なんだっけ?」
もう眠さが限界だった私は
もうなんのことだかこれまたさっぱり。
「えー!なんか動画?の話のとき?」
「え?………あ、そうだ」
ウッカリしてた。思い出した。
これは今後の為に今言わないと忘れるから指摘しておかないと次が怖すぎる。
「さっき動画見てなんか予習?してたこともあるんでしょ?先輩と別に」
「…うん///」
いやべつに照れなくていいだろ。
したあとに照れられてもw
「その動画見たいから見せて?」
「え?!見たいの?」
「え、うん。ダメ?」
「いやいいけど…
マミってけっこうエッチなんだね!」
ちげえよwww
お前との今後の為だよ。
むしろ私の為だよ。
あんなの毎回言われたら笑い死ぬわ。
「もうなんでもいいから見せて」
「わかった!ちょっと待って!」
こーちゃんはニヤニヤしながら携帯をいじって禁断の魔の動画を出してくれた。
なにを嬉しそうにしてんだよ。
とりあえず一通り一緒に見てみることにした。
「これさっき俺言ったの分かる?」
「ほら、コレとか!」
「うわぁ…よくない?今の!」
「あ!今のもやばくね?!」
いちいちうるせえなw
動画を見進めてるとなんかどれも一貫してセリフっぽい言葉が多い気がする。
ほら?
どうだ?
どうして欲しいんだ?
みたいな。
さっき言われた笑い死にしそうになったセリフも出てた。
とりあえず
○○してごらん?
的なニュアンスのセリフばっかり。
「……ねえ」
「え?なに?マミどれが良かった?!」
どれも良くねえよw
「コレなんていう動画?
動画ってタイトルみたいなのあるでしょ?」
「これ?えーっと…
【監督と素人の〇〇集】ってやつ!」
ホントに監督ものだったとか草。