死神キューピッド
「柚はいつも周りにどこか一歩引いてるような、自分の人生にさえ遠慮してるようなとこがあるだろ。けど、そんな柚が、俺とつきあうようになって、ちょっとずつ俺にわがまま言ったり、感情をみせてくれるようになったのが、本当に嬉しかった」


幸せそうに目を細める虹太に、苦笑い。


虹太とつきあうようになって、わがままになった自覚はある。


「カッコつけてたけど、柚と初めて一緒に帰れたときには、叫びだしそうなくらい嬉しかったんだよ。お前と初めてキスした日とか、初めて泊まった夜とか、もう狂いそうになるくらい嬉しかった」


「ちょ、ちょっとやめて」


恥ずかしいっ!


「だから、つまり、俺が言いたいのは……、今まで俺と一緒にいてくれてありがとう」



深く頭をさげた虹太に、あわてて向き合い、頭をさげた。



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