モフぴよ精霊と領地でのんびり暮らすので、嫌われ公爵令嬢は冷徹王太子と婚約破棄したい
レオはなんでそんな質問をとでも言うように目を瞬く。不審に思われているのはわかったが、この際だから気になる点を質問することにする。
「魔力を持っていたら魔法が使えるのよね? それなのになぜ精霊が必要なの?」
「お嬢様、今の段階でその質問は大問題です。ほかの人には絶対に言わないでくださいね」
「え、ええ、もちろん。レオだから聞いてるのよ」
本気で慌てているレオに、ベアトリスは愛想笑いをするしかない。レオは気を取り直したように表情を引きしめて口を開く。
「魔力がある者は魔法が使用可能ですが、人それぞれ得意系統があり、なんでも出来るわけではありません。お嬢様は炎系統の魔法なら高位のものまで使えますが、治癒魔法はいっさい使えませんよね」
「そ、そうね」
「しかし精霊の力を借りることで、出来ることが増えます。初級程度の魔法しか使えない者が、中位の魔法を使用出来るようになったり、ほかの属性、例えばお嬢様に治癒魔法の適性がついたり、といったところです」
ベアトリスは真面目な顔でうなずいた。
(つまり精霊を呼び出せば、一気に強くなれるのね)
たしかに最重要イベントと言える。
「お母様はイフリートって言ってたわよね?」
「そうですね。クロイツァー公爵家初代当主の守護精霊で、非常に強い力を持っています。サラマンダーとともに、炎魔法を使う者が喉から手が出るほど求める精霊ですね」
「魔力を持っていたら魔法が使えるのよね? それなのになぜ精霊が必要なの?」
「お嬢様、今の段階でその質問は大問題です。ほかの人には絶対に言わないでくださいね」
「え、ええ、もちろん。レオだから聞いてるのよ」
本気で慌てているレオに、ベアトリスは愛想笑いをするしかない。レオは気を取り直したように表情を引きしめて口を開く。
「魔力がある者は魔法が使用可能ですが、人それぞれ得意系統があり、なんでも出来るわけではありません。お嬢様は炎系統の魔法なら高位のものまで使えますが、治癒魔法はいっさい使えませんよね」
「そ、そうね」
「しかし精霊の力を借りることで、出来ることが増えます。初級程度の魔法しか使えない者が、中位の魔法を使用出来るようになったり、ほかの属性、例えばお嬢様に治癒魔法の適性がついたり、といったところです」
ベアトリスは真面目な顔でうなずいた。
(つまり精霊を呼び出せば、一気に強くなれるのね)
たしかに最重要イベントと言える。
「お母様はイフリートって言ってたわよね?」
「そうですね。クロイツァー公爵家初代当主の守護精霊で、非常に強い力を持っています。サラマンダーとともに、炎魔法を使う者が喉から手が出るほど求める精霊ですね」