モフぴよ精霊と領地でのんびり暮らすので、嫌われ公爵令嬢は冷徹王太子と婚約破棄したい
ベアトリスと同じローズピンクにルビー色の瞳。父も同じ色なのでクロイツァー公爵家特有の遺伝なのかもしれない。ちなみに母は赤みが強い茶髪に紫の瞳をした童顔の美人だ。
「トリスちゃん、ランの言う通り今日のあなたはどこかいつもと違っているわ」
「そうだな」
母と父までがベアトリスを疑うような目で見つめている。
家族だけあり、ベアトリスの変化に敏感だ。
「お母様。心配をかけてごめんなさい。でも本当に大丈夫です」
「え……トリスちゃんがごめんなさいと言うなんて」
母が驚いたように目を丸くする。
「トリス。昨夜の王宮からの連絡については覚えているか?」
続いて兄が真剣な表情で口を開いた。
(ええと……なんだっけ)
ベアトリスはごまかしながら、必死に昨夜の記憶を引き出そうとする。
「王太子殿下から今日の儀式のエスコートを断るという連絡だ」
(王太子殿下って……ああっ!)
兄の言葉が呼び水になったのか、ベアトリスの頭の中に次々と昨夜の出来事が浮かび上がった――。
「トリスちゃん、ランの言う通り今日のあなたはどこかいつもと違っているわ」
「そうだな」
母と父までがベアトリスを疑うような目で見つめている。
家族だけあり、ベアトリスの変化に敏感だ。
「お母様。心配をかけてごめんなさい。でも本当に大丈夫です」
「え……トリスちゃんがごめんなさいと言うなんて」
母が驚いたように目を丸くする。
「トリス。昨夜の王宮からの連絡については覚えているか?」
続いて兄が真剣な表情で口を開いた。
(ええと……なんだっけ)
ベアトリスはごまかしながら、必死に昨夜の記憶を引き出そうとする。
「王太子殿下から今日の儀式のエスコートを断るという連絡だ」
(王太子殿下って……ああっ!)
兄の言葉が呼び水になったのか、ベアトリスの頭の中に次々と昨夜の出来事が浮かび上がった――。