モフぴよ精霊と領地でのんびり暮らすので、嫌われ公爵令嬢は冷徹王太子と婚約破棄したい
今日は朝から気温が低く、この食堂もかなり寒いのに暖炉を使った様子もない。劣悪と言っても良い場所になってしまっている。
(これじゃあ子どもたちが食事を楽しめないんじゃないかな)
ベアトリスがお世話になっていた頃も経営は厳しい様子だったけれど、院内はもっと明るい雰囲気だったのに。
「屋根と壁は修理したんですか?」
「は、はい。簡易的なものですが」
「簡易的? ちゃんと直した方がいいのでは? 机と椅子もそろそろ交換した方がいいように見えますけど」
そう言うと、ブランシュ院長は困ったように眉を下げた。
「改善の必要性は感じていますが、予算も限られており難しい状況です」
「こちらを支援している貴族に話してみてはどうですか?」
孤児院の運営資金は国から支給されているが、それですべては賄えない。
そのため、様々な方法で収入を得ているが、一番大きな収入源が貴族からの支援金だ。
この王都第三孤児院は、宮廷貴族であるアボット子爵の支援を受けている。前世でロゼだった頃は、半年に一度くらいアボット子爵夫人が、滅多に食べられないお菓子を持って訪れる日を楽しみにしていた。
「それが二年前に子爵家の代替わりがあり、新当主様から支援を打ちきられてしまったのです。その後新たな支援者を見つけられておりません」
「え? では今はどうやって運営を?」
(これじゃあ子どもたちが食事を楽しめないんじゃないかな)
ベアトリスがお世話になっていた頃も経営は厳しい様子だったけれど、院内はもっと明るい雰囲気だったのに。
「屋根と壁は修理したんですか?」
「は、はい。簡易的なものですが」
「簡易的? ちゃんと直した方がいいのでは? 机と椅子もそろそろ交換した方がいいように見えますけど」
そう言うと、ブランシュ院長は困ったように眉を下げた。
「改善の必要性は感じていますが、予算も限られており難しい状況です」
「こちらを支援している貴族に話してみてはどうですか?」
孤児院の運営資金は国から支給されているが、それですべては賄えない。
そのため、様々な方法で収入を得ているが、一番大きな収入源が貴族からの支援金だ。
この王都第三孤児院は、宮廷貴族であるアボット子爵の支援を受けている。前世でロゼだった頃は、半年に一度くらいアボット子爵夫人が、滅多に食べられないお菓子を持って訪れる日を楽しみにしていた。
「それが二年前に子爵家の代替わりがあり、新当主様から支援を打ちきられてしまったのです。その後新たな支援者を見つけられておりません」
「え? では今はどうやって運営を?」