「I'm Kota」って言っただけなのに(泣)
お世話になる家は青い屋根が可愛い二階建ての広い家だった。童話とかに出てきそう。女子が好きそうだな……。

「Hello」

そう言いながらドアを叩くと、すぐに日本にいる母さんや父さんより背の高いホストファミリーのお父さんとお母さんに笑顔で出迎えられ、「疲れたでしょ?」と言われながらリビングへとすぐに連れて行かれる。

「おお……!」

広々としたリビングには、北欧家具っていうのか?個性的でおしゃれな家具が並んでいる。そして、ソファにはブラウンのショートボブに黄色っぽい目の美少女が……!ヤバい、めっちゃ美人!恋に落ちそう!

「Hello.I'm Marin!」

ニコリと笑って挨拶をしてくれた。マリンちゃんか〜。ドキドキするな〜……。だが、恋愛も何もかも最初が肝心だ!頑張れ、俺!

「Hello.I'm Kota!」

好青年に見えるよう、爽やかな笑顔を浮かべて言う。これは決まったんじゃね?マリンちゃん、俺に一目惚れしたか!?
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