敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
振り返ったら専属侍女のアニータさん……いえ、アニータが部屋に入ってきた。私としては呼び捨てにすごく抵抗があるけれど、昨日彼女からあれだけ言い含められてしまっては仕方ない。
「おはよう、アニータ」
窓の前に立つ私に気づくと、アニータはふわりと顔を綻ばせた。
アニータは私と同じ十七歳。頬に浮かぶえくぼが可愛らしい彼女は明るい性格でとても感じがよかった。
「もう起きていらっしゃったのですね。昨夜はゆっくりお休みになれましたか?」
「ええ、ぐっすりだったわ」
「それはようございました。お着替えが済みましたら、食堂にご案内いたします」
どうやら朝食は食堂まで食べに行くようだ。
アニータは言うが早いか奥のクローゼットに向かい、両開きの扉を開く。チラリと見えたクローゼットの中には、普段使いのものから夜会用までとりどりのドレスに乗馬服、夜着といった衣装の他、靴やボンネット、アクセサリーまでぎっしりと収納されていた。
そのあまりの豪華さに声をなくした。
「おはよう、アニータ」
窓の前に立つ私に気づくと、アニータはふわりと顔を綻ばせた。
アニータは私と同じ十七歳。頬に浮かぶえくぼが可愛らしい彼女は明るい性格でとても感じがよかった。
「もう起きていらっしゃったのですね。昨夜はゆっくりお休みになれましたか?」
「ええ、ぐっすりだったわ」
「それはようございました。お着替えが済みましたら、食堂にご案内いたします」
どうやら朝食は食堂まで食べに行くようだ。
アニータは言うが早いか奥のクローゼットに向かい、両開きの扉を開く。チラリと見えたクローゼットの中には、普段使いのものから夜会用までとりどりのドレスに乗馬服、夜着といった衣装の他、靴やボンネット、アクセサリーまでぎっしりと収納されていた。
そのあまりの豪華さに声をなくした。