愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~

その後も終始和やかな雰囲気で時間が過ぎ、南は碧唯と一緒に彼の家を出た。


「これから買い物でも行こうか」
「買い物?」
「新居で使うもの。家具は近々届く予定だから、食器だとか細々としたものを」


碧唯がハンドルを握った車が、大邸宅の敷地を出ていく。


「そうだね。うん、行こう」


インテリアは碧唯の友人にコーディネーターがいて、ふたりのイメージをざっくりと伝えたうえで揃えてもらっている。
南は内装にそこまでこだわりはないため、どうせならプロが考えてくれたセンスのいい部屋が一番である。


「碧唯くんのご両親、とても素敵ね。あったかい家庭で育ったんだなぁと思ったら、なんかものすごい悪さをしている気になっちゃった」
「なんで」
「子どもをほしいっていう私の希望に碧唯くんを巻き込んだ形だから」
「俺だっていろいろ都合がよくて了承したんだから、南がそこを悩む必要はないだろう?」
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