冤罪で処刑され、ループする令嬢 ~生き方をかえてもダメ、婚約者をかえてもダメ。さすがにもう死にたくはないんですけど!?
翌日、リーンハルトは昼休憩にバートンのいる研究棟を訪れた。丁度用事もあったし、ついでにレティシアの言っていた話を聞いてみようと思った。
「バートン先生、例えばの話なのですが、人が同じ時を繰り返すというような呪いはありますか? もしくはそのような悪夢を見せられるとか」
バートンの茶色い瞳に好奇心の光が宿る。
「聞いたことはないが、面白い。まあ人生をやり直したいと思う者もいるだろうから、人によっては呪いどころではなく希望だろうね」
「いえ、そういうものではなく、自分が殺されて時が戻るという感じでしょうか。それを何度も繰り返す」
「具体的だね。何か実例でもあるかい?」
バートンがリーンハルトの話にかぶせ気味に言う。わくわくした様子だ。どうやら研究者のおかしなスイッチを入れてしまったらしい。
「いえ、そう言うわけでは。もし、それに似通ったものをご存じならば、教えていただきたいと思いまして」
やはり、バートンも知らないようだ。そもそも彼は魔術ではなく光魔法を研究している。
「まあ、君の言う通り、悪夢なのだろう。ただ、それを呪いによってくり返し見せることは可能だとは思うよ。
いまは禁術となっているけれど昔呪殺などが実際にあったのは知っているよね?」
「はい、例え失敗に終わったとしても使えば死罪です」
「そう、そのうえ呪殺に適性のある闇属性は殆どが庶民にあらわれる。だから王侯貴族にとっては脅威だ。いまだに呪法は残っているが、使えば死罪だ」
リーンハルトはふと疑問に思った。
「しかし、誰かを呪ったと言っても、呪術の現場を押さえなければ捕まりようがないのでは?」
そう考えると「呪殺」というのは便利だ。昔王族を暗殺するのに使われたのというのも頷ける。
「最もな疑問だ。だが、人を殺すほど大きな黒魔術を使うと痕跡が残るんだよ。それが強ければ強いほど。この学校で闇属性持ちの生徒に教えている「占い」や「呪い」とは違う」
それは初めて聞く話だった。バートンはなおも言葉をつぐ。
「本物の『呪い』というのは精神に作用する。相手に呪われていると思い込ませることで殺すこともできる」
「そんなことができるのですか?」
リーンハルトはいくらバートンのいうこととはいえ懐疑的だ。
「バートン先生、例えばの話なのですが、人が同じ時を繰り返すというような呪いはありますか? もしくはそのような悪夢を見せられるとか」
バートンの茶色い瞳に好奇心の光が宿る。
「聞いたことはないが、面白い。まあ人生をやり直したいと思う者もいるだろうから、人によっては呪いどころではなく希望だろうね」
「いえ、そういうものではなく、自分が殺されて時が戻るという感じでしょうか。それを何度も繰り返す」
「具体的だね。何か実例でもあるかい?」
バートンがリーンハルトの話にかぶせ気味に言う。わくわくした様子だ。どうやら研究者のおかしなスイッチを入れてしまったらしい。
「いえ、そう言うわけでは。もし、それに似通ったものをご存じならば、教えていただきたいと思いまして」
やはり、バートンも知らないようだ。そもそも彼は魔術ではなく光魔法を研究している。
「まあ、君の言う通り、悪夢なのだろう。ただ、それを呪いによってくり返し見せることは可能だとは思うよ。
いまは禁術となっているけれど昔呪殺などが実際にあったのは知っているよね?」
「はい、例え失敗に終わったとしても使えば死罪です」
「そう、そのうえ呪殺に適性のある闇属性は殆どが庶民にあらわれる。だから王侯貴族にとっては脅威だ。いまだに呪法は残っているが、使えば死罪だ」
リーンハルトはふと疑問に思った。
「しかし、誰かを呪ったと言っても、呪術の現場を押さえなければ捕まりようがないのでは?」
そう考えると「呪殺」というのは便利だ。昔王族を暗殺するのに使われたのというのも頷ける。
「最もな疑問だ。だが、人を殺すほど大きな黒魔術を使うと痕跡が残るんだよ。それが強ければ強いほど。この学校で闇属性持ちの生徒に教えている「占い」や「呪い」とは違う」
それは初めて聞く話だった。バートンはなおも言葉をつぐ。
「本物の『呪い』というのは精神に作用する。相手に呪われていると思い込ませることで殺すこともできる」
「そんなことができるのですか?」
リーンハルトはいくらバートンのいうこととはいえ懐疑的だ。