貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
いつものホテルのいつもの部屋に入ると、そうっと唇を合わせる私達。

何度もキスをしているはずだし、なんならもっとすごいこともしちゃっている筈なのに、なんだか今日はいつもと違って、神山透にほんの少し触れられただけで、嬉しいやら恥ずかしいやらで、胸の鼓動は痛いくらいに波打っちゃうし、頭はグラグラ沸騰しそうになってしまう。

「山本さん、好き。大好き。ずっと好きって言いたかった」

そんな私に気がついているのか定かではないが、いつもにも増して甘やかな声で囁くイケメンは耳たぶを口に含み、はむりと優しく噛んでくる。そして自分の痕跡を残そうと独占欲も丸出しに、首筋や胸元に舌を這わせながら吸いついてきたりするものだから、その度に泣きそうなくらいに胸がきゅうんと締め付けられて、自己最速記録を更新する勢いで体の奥がグズグズに蕩けてきてしまう。

「か、かみやまさぁん、私、もう気持ちよすぎて、待てない……です」

早く中に欲しいとおねだりしてしまうと、神山透はくすりと優しく笑って唇にそっとキスを落とし。

「じゃあ山本さんのお願いを、叶えてあげないといけませんよね」

前戯も程々に私をベッドに組み敷くと、脚の間に体を割り込ませてすっかり蕩けきった私の中へと入ってくるのだった。

神山透のゆっくりと馴染ませるような、焦らすような動きは、徐々に激しく性急にと変化する。そしてグイグイ奥へ奥へと突かれる度に「あっんんっ」と、私も思わず言葉にならない甲高い声が出てしまう。

ふと見上げてみると、額に汗を浮かべた神山透も、いつもより余裕が無さそうな切ない表情。

私が神山透をこんな表情にさせている!
胸が鷲掴みにされたように、甘い衝撃が体を駆け巡る。

「……神山さん、私でもっと気持ちよくなって?一緒に気持ちよくなって?」

思わず首に腕を回してそう囁くと、ますます抽挿は荒々しくなり、私もあんあん言うばかりで、いよいよ何も考えられなくなってきてしまう。
そしてそのまま今まで感じたことのない、とんでもない絶頂感を味わされることになるのだった。

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