貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
「うーんまあ、一般的にはそうでもありますけど、ちょっと極端だったんじゃないですか?と、いうかその女性を大事に扱う精神はどこからきてるんですか?」

まるで英国紳士のようではないか。(ただのイメージだけれども)

「……母親から幼少の頃から言い聞かせられてきました……」
「紳士たるもの女性に優しくなんて教育されるお母様、素敵ですね。外国の方なんですか?」

優しく微笑む麗しの金髪美女なんかを想像する。

「いえ、生まれも育ちも日本です。ただ、父と結婚する前に交際相手の男性にひどい扱いをされたとかなんとかで、子供にはそういう男に育ってほしくないと言ってました」

……前言撤回。神山母の闇が深い!!

「えーとえーと、ご両親は……」
「両親は大恋愛の末の結婚だったらしく、こちらが見ていて恥ずかしくなるくらい今も仲良しですね」

人様の過去の話に触れてしまってオロオロするやら、現在の神山母が幸せとわかりホッとするやら、目を白黒させる私に気づかずイケメンはさらにホロホロ涙をこぼしながら話を続ける。

「女性が夜に何を望んでるかなんて、そんなのこっちはわかりませんよ。ねえ山本さん、女性は何を望んでるんですかぁ?」

ええ~!なにその答えにくい質問!
答えたくないので巧みに質問をかわす。

「神山さんこそ彼女に今までどんなことしてしてたんですか?」
「えぇ?一般的なことですよ?」

一般的なことをどうやったら、紺野洋子が愚痴るところの「まな板の上の鯉みたいに何もしない」になるんだろう……。

「うーんうーん、多分神山さんのいう一般的なことと、世の女性が望む一般的なことって多分認識がずれてるんですよ。なので今回みたいな事がおきるというかなんというか」
「えーじゃあ何が一般的なことなのか、もう全然わかりませんよぉ」
「……神山さんて、女性と付き合うの初めてだったんですか?」

質問のこじらせっぷりに思わず疑問をぶつけてみると、「えっ。いえ……彼女で4人目でしたよ」との答え。

「お付き合いの期間は毎回どのくらいだったんですか?」
「えーと…………」

するとイケメンは急に顔を曇らせる。

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