甘く、溶けるように。

「もん」だって…「もん」だって…!!



芹沢くんもそんな可愛い語尾使うんだ…って、そうじゃないよ。



芹沢くんの可愛い部分が垣間見えて、ちょっと嬉しくなっちゃったじゃん。



きちんと返事しないと。



「そうなんだ…可哀想な芹沢くん…」



「別に可哀想じゃないけどね?」



「いや、お餅の美味しさがわかんないなんて勿体なさすぎるよ…!」



……うーん、自分から話しておいてなんだけど、なんだろうこの会話。



超どうでもいいよね絶対。



芹沢くんも呆れてるんじゃ…?



ちょっと不安になっていたけど、どうやらそれは心配無用だったみたい。



「……ふっ、真中さんほんと面白いね」



「…っ、そ、そう?」



小さく笑って、私を見つめ返してくれる芹沢くんに、ドキリと心臓が跳ねる。



こういうときにふと見せる芹沢くんの優しさとかが、思ったよりダメージを受けるようで。



意識せずとも頬が熱くなっていくのを感じ、慌てて手で仰ぐ。



「いやぁ、今日は熱いね??」



「最高気温9℃らしいけど」



う〜〜!もう、男子に免疫ないとやだ。



ちょーっとイケメンに微笑みかけられただけで、こんなんになっちゃう。
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