苺くんは、 蜜柑ちゃんを愛してやまない
「━━━━蜜柑ちゃん!!?」

バン!!と扉が開いて、一虎が蜜柑を呼ぶ。

「へ?あ!一虎くん!?」
蜜柑は一虎と同じ居酒屋の、しかも隣の個室にいた。

「蜜柑ちゃん!何でこんなとこにいるの!?」
蜜柑の元へ行き抱き締め、頬を包み込んで言う。

「あ、莉帆ちゃんの家にお邪魔しようとして話してたら、近くにいた大くんが“じゃあ、飲みに行こう”って言い出して、みんなで来たの」

「ダメだよ!
俺のいないとこで、酒なんて飲んだら」

「でも、一杯だけだよ。
後は、オレンジジュース飲んでるよ!」

「だからって、ダメ!
こいつ等に襲われるよ!
蜜柑ちゃんは可愛いんだから!」

「みんな友達だし、そんなこと……」

「とにかく、帰ろ?」
蜜柑を立ち上がらせようとする。

「え?もう少し、莉帆ちゃん達とお話したい!」
「蜜柑ちゃん!」
「お願い、一虎くん。
…………あ!そうだ!フフ…」

蜜柑は、一虎を見上げて微笑んだ。



碧馬「━━━━━なんか、スゲーな(笑)」
祥生「だな(笑)」

一虎「なんでこんなことに………」

蜜柑「フフ…楽しいね!」
莉帆「そうね(笑)」

大夜「でも、苺。
心底、嫌そう……(笑)」

蜜柑の提案で、一虎達と蜜柑達が一緒に飲むことになったのだ。

祥生「━━━━━でも、懐かしいなぁー
大学ん時を思い出すよ!」
碧馬「確かに!
俺達の後輩だしな!」

祥生「君が、蜜柑ちゃんかぁー!」
蜜柑「あ、はい!」

祥生「一虎の嫁さんが大学生ってだけでも、不思議なのにこんな可愛い子なんてな!」
蜜柑「そ、そんな…/////」

祥生「いかにも純粋そうな君が、なんで一虎を選んだの?」

蜜柑「え?」

祥生「だって、一虎は━━━━━━」
碧馬「祥生!!」

祥生「え?」
碧馬「やめとけ」
意味深に、祥生を見る碧馬。
祥生は、小さく頷き口をつぐんだ。

蜜柑「え?何ですか?
一虎くん、何?」
一虎「ん?
うーん………」
言いにくそうにする一虎。

碧馬「一虎、学生の時結構遊んでたから!
若気の至り?みたいな(笑)」
そんな一虎をフォローするように、碧馬が言った。

蜜柑「あー!
誰にでもありますよね(笑)」

祥生「なんか、蜜柑ちゃんにもあるって口ぶりだな(笑)」


大夜「あー!あれ?(笑)」
莉帆「あ!みんなで、抜け出して花火した奴だ!(笑)」
蜜柑「フフ…
あの時、楽しかったね!」

蜜柑達は、思い出話に花を咲かせていた。
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